釣りの楽しみはやはり魚を釣ることだろう。釣った魚を食べることも楽しみの一つであろう。
渓流釣りも、釣りの一つの分野であるから、この「釣りの楽しみ」は同じこと。昨今、渓流に魚が少なくなっていることから、キャッチ&リリースが注目されている(私も基本的にはキャッチ&リリース派であるが・・・)が、渓流魚も食べる楽しみもあっていいはずだ。
釣りの楽しみは、その他にも釣り方や釣る場所によって色々あるだろう。渓流釣りならではの楽しみは、緑あふれる景観の中で、渓流の流れる音と風の囁きしか聞こえてこない日常からかけ離れた別世界で、美しい流れの中から綺麗な渓流魚に出会うことであろう。
もちろん、数多く釣ることも、大物を釣り上げることも楽しみの一つであるが、それに勝るとも劣らない楽しみが、この別世界で過ごす時間ではないかと思う。春の新緑、夏の深い緑、秋の紅葉・・・四季折々の自然の美しさを間近で楽しむことができる。春の山菜取り等も渓流釣りの副産物としてある。今年の春、小さな堰堤を越えよう遠巻きをしたら、そこには鬼ぜんまいや蕨などの山菜が育ちすぎて生えていましたよ。来年は、もう少し早い時期にこの川に来て、山の幸をお土産にしようとあの時は思ったほど。
たまには川の流れから顔を上げて周りを見回してみるのも良いのでは。
また、そこは様々な動物たちが共存する場所でもある。
以前、私が北アルプスを水源とする鹿島川や籠川で釣りをしていた時に、猿やカモシカなどの動物たちと出会った。動物園でしか見たことの無い動物たち。けれど、そこにいるのはまぎれも無い野生である。かわいいばかりではない。
カモシカの親子とであった時には、母親の子を守ろうとする強さを間近でひしひしと感じたものだった。
野生の動物たちと出会うことができるのも渓流釣りの楽しみの一つであろう。(クマとは出会いたくは無いけれど・・・・汗)
釣りの目的は魚を釣ること。でもせっかく自然あふれる渓流で竿を振るのだから、魚ばかりに気をとられず色々な楽しみを満喫するのも、また釣りの世界を広げてくれるのではないだろうか。